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胡蝶蘭の絵志野 2025年
点線画像

2025年の大窯焼成には、「蕪の絵」、「橋の絵」と「胡蝶蘭」を描いた志野茶碗を焼成しました。蕪の絵茶碗は全く緋色が出ず、橋の絵茶碗は窯割れにより内側から外側へ大きなヒビが入っています。 妻は「毎回ダメだね。かわいそうに!」とダメ押しをしてきます。私としては長年の経験から1つでも気に入ったものができれば良しとしています。今回は、最後に絵付けをした胡蝶蘭の茶碗がまずまずの出来でした。
 胡蝶蘭の茶碗は全体にややピンクがかっています。冒頭の写真のように同様な土と志野釉を施した橋の絵は真っ白です。同じ窯焼成でも窯内の置く位置によって炎の加減(酸化、還元の具合)がかなり違うようです。 胡蝶蘭の茶碗がピンクがかっているのは胎土に桜もぐさ土を入れた効果だと思います。桜もぐさ土はなかなか良い土なのですが、可塑性がなく、ろくろ成形が難しいのが欠点です。このため成型品はやや厚めで手取りが悪くなります。 大好きな二重高台には炎の跡があり見所になっています。また、茶碗の見込みには3回に分けた釉掛けの跡が残っていて控えめなピンク色の緋色が美しいと思います。
 さて、窯割れのある橋の絵茶碗は内側、外側ともにヒビを紅漆で継いで使えるようにしました。口縁のオレンジ色の緋色が鮮やかな茶碗です(下記写真参照)。
また、緋色の全く出ていない蕪の絵茶碗は来年の大窯焼成で再焼成しようと考えています。この絵は気に入っているので。


胡蝶蘭の絵志野茶碗
胡蝶蘭の絵志野茶碗
緋色のきれいな内側
緋色のきれいな内側
二重高台に炎の跡
大好きな二重高台に炎の跡
橋の絵茶碗
漆で継いだ「橋の絵茶碗」

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